日本製鉄 NSスーパーフレーム工法を改良/大和田社宅に新技術導入/部材開発、非住宅にも応用
2019/04/25 建設技術のニュース

【部材開発、非住宅にも応用】 日本製鉄は、スチールハウス工法「NSスーパーフレーム工法」の改良を加速させる。千葉県君津市で建設を進めている「君津製鉄所大和田社宅(その3)工事」に、大判化した高強度耐力壁や耐力壁最適配置設計システム、接合部の合理化部材など新開発した技術を採用した。今後は社宅や高齢者向け建物、事務所などへの提案を進め、開発した技術をゼネコン向けの部材開発や非住宅分野の建築物へ応用する考えだ。 同工法は、薄板で製造した形鋼と構造面材を組み合わせたパネルで建設する。短工期化や品質の安定化に加え、防耐火性能、温熱性能にも優れる。2014年に同工法の4階建て構造評定を取得し、15年に大分製鉄所の明野社宅に初採用した。 同工事は、4階建て住宅3棟と3階建て住宅1棟で構成する。延べ約1万8000㎡で、総戸数は212戸。設計施工は日鉄テックスエンジが担当し、工期は18年11月から19年12月末。同工法を採用した国内初の大規模4階建て建築物となる。 耐力壁の構造面材にはバーリング孔加工をした鋼板を採用した。 これまで構造面材の幅は455mmだったが、 加工設備の増強や新たな部材評定の取得により910mmへ大判化を実現し、パネル製造を簡素化した。 耐力壁の配置では、最適配置を決める設計ソフトを新開発し、最適化の計算を自動化した。構造計算時間を大幅に短縮して最適数量の配置が可能となった。 基礎部と1階耐力壁の接合部には、鋳造ホールダウン金物を採用。複数の鋼板を溶接組み立てしていた金物を鋳造一体化した。これまでは施工現場に先埋めされたせん断アンカーと壁パネルを接合する際に、施工誤差を解消する位置合わせ金物が必要だったが、せん断アンカーピンによりせん断アンカーを後施工化することで位置合わせ金物を不要とした。 2-3階間と3-4階間の耐力壁の層間接合部には、3階建て用に開発した接合金物に新開発の圧縮力受金物を足すことで、4階建て耐力壁縦枠に作用する高軸力にも対応する接合金物を実現した。
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